はじまり
3年ぶりの対面型フィッシングショー開催ということもあって盛り上がりに盛り上がっている2023年の新製品紹介。
今回の新製品で最も心動かされたのがエメラルダス ストイストST。
名前を見た瞬間からRTと双璧をなす、しなやかなフラッグシップモデルなのでは?と思っていたけれど、ホームページを見るかぎり、まさに!といった印象。
高弾性のカリカリのRT(レーシングチューン)に対して、しなやかさを活かしたST(ストリームチューン)。
ストイストRTはアウトガイドモデルの88MLとインターラインモデルの89LMLを所有しています。88mlについては当ブログにてインプレしてます。
その軽さや張りからくる恩恵は素晴らしいとは感じるのですが、正直、自分のスタイルに合わないなと思うこともありました。
その一番の理由としては、流れを感じるしなやかさが足りないという点。この点については山田さんも常々触れられています。どちらが良いとか悪いとかではなく、何に重きを置くかという話。
流れの中にエギを置いておくことが大切なエギング。流れを感じることと竿の持つしなやかさは切っても切れない関係にあると僕は常に感じています。
だからこそ、軽さや収束に全振りしたRTは流れを大切にする僕自身のスタイルとは合わないのだと考えています。
ただ、RTの持つ操作性の高さは何物にも変え難いのは間違いなく、絶対に必要な竿であることには違いありません。
そんな中での今回のストイストSTの発表。
ホームページ上で山田ヒロヒトさんはSTを「待ちを楽しむ竿」と表されています。
ワクワクしないわけがない!!
「『コン』とか『カン』みたいな金属的な感覚よりも、流れの変化や強弱などがジワーっとモタレのように感じ取れる」(HPより一部抜粋)
この文章に心が躍りました。
その日の出来事
山田ヒロヒトさんが昔からおっしゃられている「しなやかさの中にある鋭さ」。
10年近く前、山田さんがダイワに移籍されて(確か)3番目に作った竿にEXAGS88L/M-SMT“メタルブースター”という竿がありました。
キャスティングロッドとして初めてSMT(チタンティップ)を搭載したモデル。この竿はいわば“しなやかさ”に全振りしたような竿で、現代で言うところのRTの真逆みたいな竿になります。今のフラッグシップと比べるとしゃくり易いといえるような竿では無いのですが、この竿にはこの竿にしかないモタレるような感度がありました。
僕は今まで感じたことのない感覚に熱中し、様々なシチュエーションで使い続けました。もちろん大好きな屋久島にも持っていきましたし、時にはエギング以外の釣りにも使用しました。
この竿が僕に教えてくれたものの一つがイカが釣れる潮の重み。
僕自身が初めて屋久島に遠征した際にとんでもないバケモノクラスをかけてブレイク。南紀の磯でこれまたとんでもないサイズをかけてブレイクという経験をさせてくれたのがこの竿。当時はなんとなくの感覚でしか無かった潮の変化というものを強烈な印象とともに僕に刻んでくれた僕の思い出の竿です。
そこからいろいろな竿やいろいろな釣りと出会っていく中で、流れというものを強く意識するようになったのもこの経験があったからこそです。
話を戻しますが、新商品ST88ml-SMT。
今回発売のストイストSTはHPの動画等を見る限り、そのEXAGS88L/M-SMTという竿からの系譜と見て間違いなさそうです。ちなみに、メタルブースターという竿についてはST88ml-SMTの紹介動画でも触れられています。
そう!つまり!!あの名竿が10年の時を経て現代のエギング業界に帰ってきた!!(無印ストイストにメガトップの88とかsmtの86はありましたが)
懐かしさでもうお腹いっぱい(買います)
しかも、よく見るとST83m-SMTとかいう王道ど真ん中スペックまであるじゃないですか!
10年の時を経て、ダイワさんの技術、そして、山田ヒロヒトさんのエギング観がどう変わっていったのかというのが気になりすぎる新製品というわけです。
訪れた転機
で、他のラインナップも見ると……ST73l-S。
??もしや?これはまさかのライトエギングも視野に入れた3号以下のエギ専用ロッド!!!
これはヤバすぎる!ちょくちょく色々な人とは話していたのですが、7ft前半のライトアクションのエギングロッドの欲しいなぁとズーーーっと思ってたんです。
僕はエギングロッドの感度の限界を求めて、メバルロッド等のライトゲームロッドでエギングを楽しんでいた時期がありました。最近でこそSLEなどとは呼ばれていますが、これこそ究極の待ちを楽しむ釣り。キャストは難しい。エギもまともに動かない。けど、フォール中の感度は異次元!!
そんな釣りを経て今の僕のスタイルがあるのも間違いない!
そんな概念の竿がダイワさんのフラッグシップで出る!(専用ロッドなのでキャストやしゃくりは問題ない範疇だと思います)
しかも、待ちを楽しむシリーズの竿として出る!
もうヤバいですよ(予約しました。)
そして、そして、最後の極め付けはST82ML-5。
ML-5?-5?マルチピースじゃね?
そうです!ついに、ダイワエギングフラッグシップモデルに待望のパックロッド!!!!!!
こんなん俺得でしかないやん?(予約しました)
メタルブースターの系譜からおよそ10年。この2023年、山田ヒロヒトさんはしなやかさをテーマにしたフラッグシップシリーズの中にパックロッドのモデルを、そして、僕、山田タカトは自身のエギングの概念としてのBatuta80Sという竿を、世に送り出すことに。
並べるのもおこがましいですが、山田さんが世に送り出したメタルブースターという竿があったからこそ生まれたBatuta80S。
こんなエモ展開ある?
最高すぎるので、初任給全部ぶっ込んで、全モデル買います。
以上、気持ちが昂りすぎて、なんとか吐き出したいなと思って書いたブログでした。
最後まで読んでくださりありがとうございました。